若年性認知症の症状とは

脳の衰えは加齢によって引き起こされるものであり、認知症は高齢者だけの病気と誤解している方は少なくありません。しかし、若者でも認知症になる可能性は十分にあります。

若年性認知症とは

若年性認知症について話す医師

18歳から64歳で発症する認知症のことを総称して若年性認知症といい、若年性認知症の患者数は、厚生労働省が平成21年に発表した調査によると推定で37,800人とされています。

 

認知症として代表的なものにアルツハイマー型認知症があります。アルツハイマー型認知症が引き起こされるメカニズムには、アミロイドカスケード仮説、オリゴマー仮説、アセチルコリン仮説、感染症原因仮説、アルミニウム原因仮説、インスリン分解酵素仮説など、さまざまな仮説が提唱されており、はっきりとしたことはまだ分かっていません。

 

しかし、これらの仮説に共通しているのは、加齢を原因としていないということです。アルツハイマー型は高齢者特有の病気ではなく、本来は若者特有の病気であり、その年代においては通常起こりえない病変が脳に生じている状態のことを指します。

若年性認知症の症状

高齢者のアルツハイマー型認知症は老年性アルツハイマー型認知症、若者のアルツハイマー型認知症は若年性アルツハイマー型認知症と区別されていますが、基本的な症状にはなにも違いはありません。記憶力や集中力、思考力や判断力の低下が引き起こされるのが特徴です。また、認知症では性格が変わったり、徘徊に出たりすることもあります。

 

認知症はアルツハイマー型認知症だけではなく、脳血管性認知症、前頭側頭葉変性症、レビー小体病、パーキンソン病など、さまざまな種類があります。

 

例えば、交通事故などが原因で脳に衝撃が加わり、認知症を発症するということもあります。特に、若者はスポーツなどで体を動かす機会も多いので、そういった点を考慮すると高齢者よりも認知症を発症するリスクは高いと言えるでしょう。

 

老年性アルツハイマー型認知症と比べると、若年性アルツハイマー型認知症は脳が委縮するのが早いため、症状が悪化するのが早いという特徴があります。若年性アルツハイマー型認知症という診断を受けた頃には、すでに脳の委縮がかなり進行していたということも少なくありません。そうなると症状を改善することは難しくなります。

 

若年性アルツハイマー型認知症は早期発見と早期治療が重要であり、そのためには本人や周囲の気づきが必要です。最近、物忘れが多くなったり、物忘れをしたことさえ忘れてしまうといった方は、若い方でも認知症を患っている可能性があるので、すぐに病院で検査をしたほうがいいでしょう。

 

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